「その装備、シャレオツですね!」
夫との出会いは、オンラインゲームの中での逆ナンだった。背の高いイケメンキャラクターに、シルクハットとビシッとしたスーツ。ピンクを基調としたカラーリングにブルーの差し色。ゲーム内での夫のキャラメイクは完璧だった。
何度か一緒にプレーしているうちに、お互いのプライベートの話をするようになり、偶然私の住んでいる県に旅行に行く計画があると聞いた。「それならぜひお茶でも!」ということになり、会うことになった。
実際会った夫は、「ど・こ・が・あ・の・イ・ケ・メ・ン・!」キレッキレのイケメンキャラクターとは真逆の、優しい感じの中年男性。勝手に盛り上がって勝手にガッカリする、何様のような私である。夫も「ど・こ・が・あ・の・か・わ・い・こ・だ!」と思ったことだろう。しかし、同じゲームをしているということで話は大盛り上がり。引き笑いの連続。お茶会は大成功で、また会いましょうということになった。
オンラインで会うよりも実際に会う回数が増え、あれよあれよと出会って3か月でプロポーズを受け、快諾した。
友人に結婚報告をする時、オンラインゲームで出会ったと話すことに私は躊躇していた。「え・・・まじ?」という表情から、「そういう出会いもあるよね!」という女性特有の共感したふり。「内心何て思われているんだろう」とビビッていた。しかし、夫は私と違い堂々と馴れ初めを友人や家族に話していた。その正々堂々とする姿を見て、出会いの形は何だろうとこの人と出会