最初に彼に会ったのは26歳のときでした。ある福祉施設で働いていたのですが、担当の利用者がいて、その方のお家での生活支援をしていたのが彼でした。
利用者の方の送迎は施設のバスで、そこに私が添乗するわけでもないので、彼との接点は勤めていた3年ほどの間はほとんど無かったです。
元々やりたい仕事とは違っていたため、3年と言う区切りをつけて辞めることにしました。すると担当利用者の親から今までのお礼がしたいとのことで、食事に誘われました。
勤務している間は職員としてのみ利用者と接することにしたので、退職して一般人になってからならいいと承諾しました。
退職後、さっそく利用者の親から連絡が来て、食事に行くことになりました。利用者も一緒なので、当然ながら彼が介助に付いてきました。
彼と利用者は長い付き合いで、ご近所でもあることから家族ぐるみでのお付き合いもあるようでした。
その日は食事のみで終わったのですが、後日、彼から連絡が来ました。
どうやら利用者の引継ぎの件で聞きたいことがあるというのです。
私としてはもう職員ではないし、次の仕事の準備をしていたのですが、どうしても会って話がしたいということで食事をしながら話そうということになりました。
約束の店で待っていたのは、いつもの仕事服ではなく、がんばっておしゃれしてきました感のある彼でした。
案の定、仕事の話ではなく、告白をされました。
利用者とその親が双方を気に入っており、私の方は施設内なのでそんな話はしなかったのですが、彼のほうにはプライベートな話などもしており、それで私のことを気にかけるようになったということでした。
彼のことはほとんど知らないので、まずは友達からということにしたのですが、趣味や話も合い、お互いに年齢も年齢だったので、将来を意識してお付き合いをすることになりました。