もう恋はいいやと思っていたら・・・

23歳で入社した会社はとても忙しく、毎日残業、土日は出張の移動日で、大学1年生の頃から付き合っていた彼氏とはほとんど会う時間がなくなってしまいました。

会社で過ごす時間が多く、同じ部署の先輩のことが気になるようになってしまった私は、自分から当時の彼氏と別れることにしました。

その後、先輩に告白しましたが、「女として見られない」とあっさり振られ、もう恋はいいや・・・自分だけの時間を楽しもう!と思い、新しく習い事を始めたり、一人旅に出たり、おひとり様を満喫する日々が続きました。

そんな時、私の所属する部署に、システム開発のできる若手として、同年代の男性が入りました。

その人は会社のグループ企業の中で、遠く他県から連れてこられたようで、初めての土地で暮らすことにストレスを感じているようでした。

慣れない環境で体調を崩し、休むことが多かったその人を少し不憫に思った私は、「大丈夫?何かできることがあったら言ってね」と軽い気持ちで連絡をとりあうようになりました。

そのうちに、毎日メールするようになり、会社でも毎日顔を合わせ、帰りの電車も同じだったため、自然に一緒にいることが増えてきました。

初めてメールをしてから数か月後には、私の買い物についてきたり、暇だからと一緒に遊ぶようになり、私の地元を案内してあげたりと、その人との距離が近くなりました。

恋愛感情は私の中ではなかったのですが、その人の中ではあったようで、「彼女が欲しい、というかはやく結婚がしたい」と、会話の中で「彼女、結婚」というフレーズを出すようになり、私も少し覚悟をし始めました。

そしてある時、その人は「告白したいから一緒に帰って」と仕事中にメールしてきました。

当時その人はたばこを吸っていたため、嫌煙の私はそれを理由に断りましたが、その人は禁煙を約束すると言って、本当にその一か月後には禁煙してしまいました。

その後、再び告白され、付き合うようになり、同棲を始め、2年後に、プロポーズを受け、結婚しました。

今はその人の地元に引っ越し、二人の子供に恵まれ、平和に暮らしています。