エアコン目当てで行ったアパートで人生のパートナーを見つけた

20歳。一人暮らしの貧乏学生であるわたしのアパートは、家賃3万5千円の格安アパート。

当然、エアコンはついていません。しかし、実家でもエアコンいらずな生活をしていたので、最初はさほど気になりませんでした。しかし、一人暮らしをした地域は、実家と違い、国内で最高気温をたたき出す盆地。夜はまだ涼しいけれど、日中はとても外なんて歩けません。2階のアパートはサウナ状態で、たらいに氷水を作って、足をつけてやり過ごすという過酷な状態でした。なので、夏休みは夕方からのバイトに2時間前には行って、そこの休憩室で時間をつぶしていました。

バイト先にいる時間が長くなるにつれ、社員さんたちと仲よくなり、そのつながりで合コンが開催されました。この時、彼氏はいないけれど、取り立てて彼氏をほしいとも思ってはいなかったのですが、社交辞令で交換した携帯番号に、未来の旦那となる合コン相手から連絡があり、とにかく暑いので、アパートから連れ出してくれればいいやという程度の気持ちで、ドライブに出かけました。

おっちょこちょいな相手は、軽くドライブするつもりが高速道路に入ってしまい、引き返せず、隣の県までドライブすることになってしまいました。もう夜だったので、そばを食べて帰ってきただけですが、なんだかおかしくて、帰宅後、相手のアパートに行き、そのまま住みついてしまいました。

住みついた一番の理由は、相手宅にエアコンがあり、これで今年の夏が乗り越えられるという理由が大きかったのですが、気合が入っていなかったので、無駄毛の処理をしておらず、最初のイチャイチャタイムの時点で腋毛を見られ、失笑されたので、その後は、無駄毛ぼうぼうでも気にせず過ごせ、一緒に暮らすことに疲れなかったことが、大きかったと思います。お互い学生だったので、卒業するまでは一緒に暮らし、働くようになってから5年ほど遠距離恋愛でしたが、無事結婚しました。

私のアパートにエアコンがあったら、旦那とは結婚していなかったかもしれません。エアコンが、未来のパートナーをめぐり合わせてくれたといっても過言ではない気がします。不純な動機での同棲開始でしたが、気合が入っていなかった分、着飾ることもなく、ずっと気楽にいられる相手を見つけられたことは、
エアコンに感謝ですね。