結婚10年目の主人と出会ったきっかけは、外国人アーティストのライブでの出会いです。
わたしの大好きなアーティストが、ホールではなくてライブハウスで演奏するとあって、ずっと楽しみにしていました。そのアーティストを好きな人が周りにいなかったので、ひとりで行きました。
ライブは盛り上がって終了、わたしは興奮状態でなかなか席をたてずにいました。お客さんがほとんど帰って通路が空いたのを見計らって出て、表に貼ってあるポスターを余韻にひたりつつしみじみ眺めていました。
すると、ひとりの男性がきてポスターを眺めました。わたしは恥ずかしがり屋なので、いまでもあれはなんだったのかよくわからないんですが
「きょうのライブとてもよかったですね」
とつい声をかけてしまったんです。
「ほんとよかったですね」
と感じよい男性。
そのアーティストのことについてとても詳しく、バックメンバーや楽器の説明などをウンチクくさくなくわかりやすくたのしく話してくれました。お互いそのアーティストが大好きというのとひとりで来ていたのと初めて会った気がしないふしぎな感覚があって、その男性が
「立話しもなんなんでかるくお茶でも飲みながらすどうですか?迷惑じゃなければ」
と言うので、すぐ近くのファミレスへ移動し2時間近くいろいろ話しました(バーやタクシーで移動ではなくすぐ近くのお店、しかも明るくお客さんの多いファミレスを選んでくれたのも変な目的ではないこととわたしを安心させようと気遣ってくれるのが伝わり好感がもてました)
ライブ以外の話になって、たまたま近所に住んでいることや職種はぜんぜん違うのに共通の取引先がいることなど、共通点が多いことがわかりお互いびっくりしました。
それから何度か会うようになって告白され付き合い1年で結婚。式の時に馴れ初めのエピソードが紹介されると知っている知人友人以外がどよめいていました
現在は小学生の息子と3人で幸せな生活を送っています。
主人にあの時のことを聞くと、わたしが声をかけたそのときに主人も「ライブよかったですね」と声をかけようとしたとか。本当はポスターの前で並んだ時に話しかけたかったそうなんですが、ただのナンパと思われ冷たくされたりそそくさ去られるのがこわく躊躇していたそうです。なんかもうなにもかもが偶然すぎるので怖いくらいですが、運命を感じましたし、思い出すたびに、今もそれを強く感じます。