知り合いの紹介で何となく

30歳の頃に付き合い始めた女性は、もともと知り合いが働いている職場の後輩で、メーカー勤務のふたつ年下の人でした。

どうやら後で聞く限りでは向こうはわたしのことを知っていたようですが、けして好意があったというわけではなく、ただ知り合いがたまに話に出して勧めていただけのようです。

ある日、仲間内で食事することになったのですが、その席に彼女がいて紹介されたのが初めての会話だったと思います。

その場自体は合コンのようなものではなくて、ただの食事会みたいなもの、知らない人は彼女だけで、まあリラックスした雰囲気だったのが良かったのかもしれませんね。お互いに人見知りするタイプでしたがわりとすぐに打ち解けました。

そして、後日改めて食事することになったのですが、わたしの方はそれでもまだピンと来なくてただの食事相手としてしか見ていなかった気がします。
どちらかというと彼女の方が先に好意を持ってくれたようで、馴れ初めとして意識したのも、どの段階なのか曖昧かもしれませんね。

実際に付き合っていると自覚したのは半年以上も経ってからですし、それまでの間に頻繁に会っていたかと言われるとそうでもないですし……。

少なくとも最初の食事会の時の記憶はそれほどインパクトはなくて、かといってまったく眼中にない相手だったとも言えないのですが、友達が数名はそこにいたので彼らとの話に夢中だった分、そういう目で見ていなかったというのが本音です。
後で考えればなかなか素敵な女性でしたから、良い出会いだったのは間違いありませんが。