5年後の再会

18歳のとき、バイトをしていた俺は、バイトが終わってから当時付き合っていた彼女ユカと会う約束をしていました。
当時の彼女ユカは友達も一緒にいるけど俺のバイトが終わるまで友達と待っているというので終わってから、その場に駆け付けるとユカの友達を紹介されました。
ユカの友達の名前はアスカ。
そのアスカと9年後に結婚することになります。
その当時は簡単な紹介で終わるが、その後も友達として関係を持つことになります。俺には4つ上の兄がいて元暴走族をしていました。その族仲間である兄の友人リュウジ君とアスカがひょんなキッカケで付き合うことになりました。
リュウジ君とは以前から交流があったため、2人がカップルになったことはとても喜ばしいことでした。
そこからバーベキューやキャンプ等で一緒に遊ぶ仲になり、その当時の俺の彼女ユカ、兄と兄の彼女、リュウジ君とアスカやその他友人でよく遊ぶようになりました。田舎暮らしでしたが、海も山も近く、友人達と過ごす休日はとても充実していました。
それから2年が経った頃、これからもずっと田舎で暮らすのかと思うと、急に虚しく感じた俺は、ユカと一緒に東京へ行く計画をしました。当初はまず2年間、社会勉強の一環と思って、上京を決断しました。それから東京の生活が始まり今まで経験したことのない生活が訪れました。ユカと同棲していたが、お互いにそれぞれの世界、それぞれの人生がある事を感じて別れる事になりました。
25歳のとき、当初2年だけと思っていた東京生活はすっかり延びて、このままずっとここで生活してもいいかなと思っていました。東京では不動産の仲介、主に賃貸物件の紹介という仕事をしていました。毎日とても忙しく、それでいて充実した日々を送っていました。
ある日、携帯電話が鳴って見てみるとアスカからだった。実に5年ぶりだ。
久しぶり!とお互い挨拶が終わると、弟が上京するから部屋探しを手伝って欲しいという内容でした。
数日後、弟と一緒にアスカが来店して久しぶりの再会となりました。
弟の部屋探しも順調に終わったので、近くのレストランでアスカと食事をすることになった。思えば2人で食事をするのは初めてだった。俺はユカとはすっかり別れた事を告げ、アスカはリュウジ君とはどう?と質問すると、今はマンネリ化して、気持ちが無くなっていると打ち明けた。
それからアスカとは3日に1回、2日に1回と、電話を頻繁に取り合うほどになりました。内容はリュウジ君との別れ話について。リュウジ君とは先輩後輩の仲であり、アスカの言い分ばかり聞く事も難しい状況であったが、次第にアスカの事を女性として見るようになり好きになっていきました。アスカも俺に気があることは態度で判るほどだった。そこで俺の気持ちをアスカに伝えました。そうするとアスカも俺の事が好きと返事がありました。リュウジ君と別れた後に東京に行きたいと言ったアスカは、その後リュウジ君と別れ、仕事を辞めて東京に来る事になりました。それから2人の同棲生活が始まりました。リュウジ君には黙っていても後でわかるので、先に電話をして付き合う事になった事を伝えました。絶対に幸せにしろよ!リュウジはそう言ってくれました。
同棲した2年後に2人の間に第一子が生まれ今では2児の親となっています。
今では生まれ育った地元で平凡ながら幸せな毎日を過ごしています。