何となく付き合い始めて、結婚に至る。

10代終わりに結婚式場に勤めていた二人は、何となく付き合い始めました。
 そのころ、伊勢正三の22歳の別れが流行っていて、私たちも長く続くとは思っていませんでした。
 バブル真っ最中のその時代、私たちが勤務していた結婚式場は人気があり、シーズンには今思い出しても良く体がもったなと思うほど忙しく働いていました。
 私は寮で、彼女は自宅から通勤していました。日頃の激務を忘れようと近所のスナックに入り浸り、深酒をして朝の弱かった私を、彼女はよく起こしに来てくれました。
 休みを合わせてドライブをしたり、映画を見た後で食事をしたり、魚釣りに出かけたりして遊びました。
 そのうちにお互いの実家に遊びに行くようになりました。お互いの両親も公認になっていました。
 他愛もないことで喧嘩もよくしました。ある時は、社員旅行に行った先の九州で理由はよく覚えていませんが、口げんかになり旅行から帰っても、数日仲直りできませんでした。この時はお互い別れることも考えました、お互いの友人が仲裁してくれて何とか仲直りできました。
 私が、浮気をして彼女にばれたとき、彼女は子供が出来たと言ってきました。子供の責任を取らなければいけないと、私は結婚しようと言いました。後で子供の話は、私を浮気相手から取り戻すための嘘だとわかりましたが、そのままの勢いで結婚しました。
 可もなく不可もなく、結婚生活を続けて現在に至ります。今になれば良かったなと思っています。