当時、30歳を目前にして、10年越しで想いを実らせたのに失恋した上、3歳下の妹に結婚で先を越されて失意のどん底に落ち、藁をもすがる思いで婚活を始めました。
お金を払って結婚相談をしなければならないなんて…と半信半疑でしたが、相談所のカウンセラーから、周辺を探してもハズレばかり寄ってきて回り道するだけですよと言われてまさにその通りだと思い、決意したのです。
そして、自分の理想条件に合いそうな人と連絡をとっては個別に会い、4人目にして現在の主人に巡り会いました。会う前にわかることとしては、写真や大体の住所、学歴、年収、職種、趣味、年齢、身長などで、どれも合格ラインだと思っていました。実際に会って第一印象は、「細い、静かそう、顔がきれいめ」でした。話してみて、終始にこにこで話を合わせてくれて、音楽趣味がかなりマニアの域で、好みも合いそうだし家庭も良さそうだしいい線だと感じました。
気になったのは滑舌があまり良くないのと、身長差がもう少し欲しかった…というところでしょうか。それと、どうしても、婚活で会ったほかの人よりも年収もかなり劣っていることも少しマイナスでした。でも総合的には良い!毎日顔を見るのだからルックスも必要だし、いいところに住んでいて育ちが良い!と半ば言い聞かせて、付き合うことにしました。
もちろん、相手が自分を気に入ってくれることが大前提でしたが、そこは押してくれていたのもあります。
ところが、付き合うことにしても、彼の方は結婚相談所の退会はまだしない、と言うのでその時は私から一緒に退会しよう、と押しました。付き合うならばゴールを信じて踏み出したかったからです。
そして、迷いはゼロとは言えませんが、5ヶ月後にプロポーズを受けて婚約、結婚と順調に進むことができました。
出会いは、どこにあるかわからない、運でしかない、と思います。でもそこに至るには、さまざまな努力や経験を積んでいなければ、自分で決断しての勝利は得られないはずです。
いま、子どもにも恵まれて家族仲良く過ごせているので、あの時の選択は間違っていなかった、と思っています。正直なところ、休みの日に私は忙しくして主人がごろ寝をしていても、プロポーズの日に思った「横顔が好み」で、不満を多少抑えることができます。