田舎から都市部の大学に入学した1年生の夏。
友人に誘われるままに入ったサークルにも慣れて来た頃、他大学の同サークルとの交流会がありました。
スキルを身に付けるためのサークルでしたが、狭い環境での活動だけでなく、他大学との交流を通じ、より多彩な表現を身に付けることを目的に交流を重ねていたのだと思います。当時はなにも考えていませんでしたが。
そこで出会ったのが10年後に夫となった彼でした。
出会いの印象は、なんか変わった人。
すらりとした痩身で顔は童顔。年上らしく溌剌と会を仕切っている割になんだか恥ずかしそうで、そこが可愛らしい印象でした。まぁ大学からしてとても賢い人なんだろうなと思って、その日は挨拶程度でワイワイとして終了しました。
その後もサークル関連のイベントがあれば顔を合わせ、お互いに名前を知っている程度の関係でした。
ただいつも何となく、雰囲気が良い人だなとは思っていました。
転機となったのは、大学4年生になった夏の交流会。
彼は大学に残っていたので再会しました。交流会の後、飲み会となり、更にその後は、サークルメンバーのアパートで宅飲み。夜も更けすっかり酔っ払った頃、なにかの話の流れで、みんなで賭けをして、負けた人達で翌週街中である花火大会に一緒に行くということになりました。
負けたのは、私、同じ大学の友人の女の子、彼、彼の大学の男の子の4人でした。なぜかダブルデートのような組み合わせになり、当日まで友人とどきどきしていたのは今でも良い思い出です。4人で花火を見た後、なにをどう気遣われたのか、気遣ったのか、私と彼、友人ともう一人の男の子という2組に分かれて行動することになりました。
花火大会の後の人混みを歩き、食事に行きました。
そんな風にそれほどよく知らない人と二人で食事をするのも初めてでしたし、彼も緊張していたのか、二人とも頼んだものを全然食べられないまま、1対1で色々な話をしました。
素敵な人だなと思い、メールアドレスを交換してその日は終了。週に1回くらいメールで近況を知らせ合う日が続いて、秋に2回目に二人で会った日に、交際を申し込まれ付き合うことに。その後、山あり谷ありでしたが、10年後に結婚して今も穏やかに暮らしています。