出会いは会社でした。当時配属になった部署の上司が、今の旦那さんです。出会ったころは、相手に彼女がいました。彼が私を好きになったきっかけは、私が送った1件のメールだったそうです。
当時付き合っていた彼女と遠距離恋愛だった彼は、彼女にフラれてしまったようです。フラれるという出来事は一般的に誰にでもあることで、さほど驚くことではないのですが。
私が驚いたのは、フラれた後の落ち込みようです。この世の終わり・・・というぐらいの落ち込み方に、「こんなに落ち込む人は初めて」と衝撃を受けました。
どちらかというと私は、自分を好きじゃないのなら相手への感情は即、ゼロになるタイプで興味がなくなります。落ち込むこともありません。なので、彼の落ち込む姿にビックリでした。
『こんなにツライ思いをするのなら、もう人を好きになんてならない』と、私のところへ送られてきた1件のメール。その言葉に、驚き、やや呆れ苦笑いの私でしたが、逆に新鮮な様子に感動しメールを返信したことを覚えています。その、私が返信したメールが、彼が私を好きになったきっかけだそうです。
だそうです・・・というのは、残念ながら私はそのときのメールの内容を全く覚えていません。けれど、旦那さんからすると、私が、フラれて落ち込む旦那さんに衝撃を受けたように、彼も私の送ったメールに衝撃を受けたそうです。
では、私がなぜ彼を好きなったか?それは、無邪気に正面から「好き」という思いを言葉にする人だったからです。大人になると、告白というタイミングが曖昧になります。言わなくても分かるだろう、なんとなく付き合っているのかな私たち、という自然な流れで恋人になることのほうが多いような気がします。
けれど、彼の場合、「好き、好き、好き」と毎日のように告白してくれました。今から思えば、ややストーカー気味で苦笑いしてしまうのですが。
けれど、不信感を抱かなかったのは、彼の真っ直ぐで無邪気な純粋さです。「はいはい、分かったから。よしよし、十分伝わっているよ。」と、言いたくなるぐらいでした。
これが、私たちの馴れ初めです。
「絶対にボクより先に死なないでね」と、半泣きになりながら突然言われたときは、「はいはい、長生きしますよ。」と返事をしたぐらいに、子どものような旦那さんです。
日本男児は、気持ちを相手に伝えるのが苦手な人が多いと聞きますが、やはり気持ちは伝えたほうがいいです。そうすれば、難攻不落の高根の花子さんに思いは伝わるかもしれません。
私の場合は、難攻不落でも高嶺の花子さんでもありませんが、それでも「好き」と言葉にしてくれることはやはり嬉しいものです。頑張って、彼よりは長生きしようと思います(笑)